| あしたのジョー |
| 昭和５５年作品 三協映画・富士映画・ヘラルドエンタープライズ・ちば企画 |
| 原作 | 高森朝雄・ちばてつや |
| プロデューサー | 増田久雄 |
| 監督・脚本 | 福田陽一郎 |
| 音楽 | 鈴木邦彦 |
| あしたのジョー -美しき狼たち- |
おぼたけし |
| KO(ノックアウト) | シミズヤスオ |
| 声の出演： | 矢吹丈 | … | あおい輝彦 |
| 丹下段平 | … | 藤岡重慶 | |
| 力石徹 | … | 細川俊之 | |
| 白木葉子 | … | 壇ふみ | |
| 西寛一 | … | 岸部シロー | |
| サチ | … | 白石冬美 | |
| カーロス・リベラ | … | ジョー山中 | |
| 金竜飛 | … | 古川登志夫 | |
| ハリマオ | … | ？ | |
| ホセ・メンドーサ | … | 岡田真澄 | |
| 白木幹之介 | … | 大木民夫 | |
| アナウンサー | … | 志生野温夫 |
| あしたのジョー ストーリー |
東京下町の、とあるドヤ街に辿り着いた少年・矢吹丈。 着いて早々地元暴力団・鬼姫会の連中と乱闘になる。 その一部始終を見ていた丹下段平(通称・拳キチ)は一目で丈に惚れ込み「俺と組んでボクシングをやらねぇか？」と誘うが相手にされなかった。 あの手この手で丈を説得する段平であったが、小遣いを渡すと云うエサで丈への説得に成功。 昼間は日雇いの仕事に出るのであった。 そんな段平をよそに丈は近所のチビ共を連れ悪行を働いて、少年鑑別所に入る。 そこで段平の通信教育を受け、次第にボクシングに興味を抱き始める。 そして鑑別所のボス・西寛一相手にその成果を発揮し丈と西の２人は東光特等少年院に移送される。  そしてリンチ歓迎を受けるが丈はものともせず、逆に相手をぶちのめしてしまう。 面白くない同室の連中は翌朝、豚小屋掃除の際、小屋に丈と西を放り込むが西の提案で豚たちを暴れさせ、丈は脱走を試みる。 しかし現役ボクサーの力石徹に阻止される。 この日から丈の力石に対する敵対心が生まれ、益々ボクシングにのめりこんでいく。 力石や西が出所し丈も段平のもとへ戻るとそこには『丹下拳闘クラブ』の看板が掲げられていた。 早速丈と西はプロテストに向け、トレーニングに精を出す。 しかし段平は日本ボグシング協会からライセンスを剥奪されており試合を組めない状態にあった。 丈は協会に丹下ジム認めさせる為、試合会場に行きアジア拳の金の卵・ウルフ金串相手に喧嘩を売った。 その挑発にのったウルフを相打ち(クロスカウンター)で倒し、周囲の記者たちはおろか協会も丹下ジムを認めざるを得なくなった。 この丈の捨て身の行動により、めでたく丹下ジムは協会に認められた。 そして丈と西はプロテストに合格し名実ともに、あしたへの第一歩を踏み出した。 デビュー戦を勝利で飾った丈はウルフと戦う事になる。  しかしウルフは丈のクロスカウンターを破り、何度も丈をマットに沈めた。 しかし丈は、そんなクロスカウンター破りの上を行くトリプルクロスカウンターでウルフを倒しKO勝ちを収めた。 これを間近で観戦していた力石はそんな丈に感動し、丈と戦う決心をする。 そして力石はフェザー級からバンタム級へ転向する為の地獄の減量を始めた。 力石は食事をリンゴ一個に留め、ジムの物置に寝泊りし、更に外から鍵をかけさせ、飢えと乾きに耐えていた。 そんなある日、突然禁断症状が出、ドアをぶち壊し水を求めに走った。  しかしジム内の全蛇口には針金が固く巻かれ使用不可能になっていた。 白木ジム会長の孫娘・白木葉子がそうさせたのであった。 力石の人間らしさを見た葉子はコップ一杯の白湯を彼に差し出す。 しかし力石は「気持ちだけ頂く」と言ってその水を捨てた… いよいよ『史上最大の８回戦』と謳われた力石対丈の因縁の対決が始まった。 ウルフ同様、丈のクロスカウンターを封じる為に力石はアッパーのみ使う。 しかしこのアッパーはかすっただけで頬が斬れるカミソリアッパーであり、まともに食らうと頑丈な奥歯が折れると云う強力なものであった。 幾度かダウンを奪われた丈であったが攻勢に転じ、６ラウンドに力石からダウンを奪った。 が、最後は力石の強力なアッパーを食らった丈は立つ事が出来ず、KO負けを喫する。  そんな力石に丈は敬意を表し握手を求めた。 力石もそれに応えようとしたが、そのまま倒れてしまい二度と意識を回復する事は無かった…
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| あしたのジョー２ |
| 昭和５６年作品 三協映画・富士映画・ヘラルドエンタープライズ・ちば企画 |
| 原作 | 高森朝雄・ちばてつや |
| 監督・脚本 | 出崎総 |
| 作画監督 | 杉野昭夫 |
| 音楽 | 荒木一郎 |
| 主題歌 あしたのジョー２のテーマ -明日への叫び- 青春の終章(ピリオド) -JOE…FOREVER- |
ジョー山中 |
| あしたのジョー２ ストーリー |
力石が死んで１年後、丈は旅から帰って来た。 早速カムバックし、破竹の勢いで勝ち続ける。 そんな折、日本バンタム級チャンピオンのタイガー尾崎がノンタイトル１０回戦を申し出る。  しかし力石戦の後遺症で顔面を打てなくなった丈はタイガーの敵ではなかった。 段平や西は勿論、タイガー陣営までもがその事実に気付いていた。 顔面を狙った丈のパンチは自然と相手のボディーに矛先が変わる… 業を煮やした段平はタオルを投げ、丈にこの事実を告げる。 試合を組めなくなった丈は、白木ジムに足を運び、先頃ベネズエラより招聘されて来たWBC世界バンタム級５位のカーロス・リベラとスパーリングをする。  カーロスにクロスカウンターを見舞った丈であるが『後遺症』の為、嘔吐してしまう。 しかし容赦の無いカーロスの攻撃に、いつしか丈も力の入ったパンチを顔面に打てる様になった。 そして世界戦の決ったカーロスは日本を離れる事になったが、彼は丈と再会し世界戦をキャンセルし正式な試合をする約束をする。 白木ジムを引き継いだ葉子の粋な計らいで、後楽園球場を借り切ったその死闘は２人に熱い男の友情を生ませた。 そしてカーロスは改めて世界戦の為、帰国した。 しかし、その世界タイトル戦に於いて王者ホセ・メンドーサにKO負けを喫してしまい、ホセの放ったコークスクリューパンチでカーロスは廃人になってしまった。 丈の中にはホセに対する執着心が燃え始めていた。  その後、国内に対戦相手がいなくなった丈は、東洋太平洋チャンピオン・金竜飛に奇跡の逆転KO勝ちを収めタイトルを防衛し乍ら、マレーシアの虎・ハリマオと戦う。 奇妙な飛翔戦法を駆使する相手に苦戦し乍らも更にタイトル防衛に成功し、いよいよ世界戦への切符を掴んだ。 しかし、丈の身体にはボクサーには致命傷であるパンチドランカー症状が現れていた。 それに気付いた葉子はその事実を伝えるべく丈に会おうとするが、丈は拒否し続ける。 そして世界戦の日が来た。 試合前、控室を訪れた葉子から涙乍らに引退を進言される丈であったが、そんな葉子を残しホセが待つリングに向かった。 沈着冷静なホセ相手に何度もダウンを奪われる丈であったが、その都度何度も立ち上がり“King Of Kings”と謳われたホセを震え上がらせた。 そして最終１５ラウンドの終了ゴングを聞き、グローブを葉子に渡し、渾身の力を出しきった丈は真っ白に燃え尽きた…
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| 名場面 |
