ＴＯＳＨＩＢＯ的 愛好兼推奨映画の御紹介

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題名	監督 主な出演者	解説･感想
二百三��地 （昭和５５年）	舛田利雄 仲代達也 あおい輝彦 夏目雅子 丹波哲郎 三船敏郎	日露戦争中、陸戦最大の激戦地・旅順。 『二百三��地』とは、標高２０３�bの只の小高い山の名前であるが、その山を巡って多大の犠牲者を出した。 約半年の旅順攻防戦で１万５０００人余りの死傷者が出、司令官・乃木将軍の苦悩を仲代氏が、気性の荒い児玉大将を丹波氏が見事に演じている。 更に、乃木と児玉の性格を表す仕草が随所に見られ、監督或いは脚本家（笠原和夫氏）の細かい技が見受けられる。 果たして乃木将軍は名将だったのだろうか…？ 因みに、この作品が私を戦記ヲタクの世界に引きずり込みました（笑） 　（時代背景・物語はコチラ）
八甲田山 （昭和５２年）	森谷司郎 北大路欣也 高倉健 三國連太郎 加山雄三	劇中の７０％が雪地獄！ 真夏に観ると冷房不要です（笑） それくらい吹雪との戦いを見事に描いている作品。 或るサイトや記事では、行程２１０�`の行軍を成功させた弘前の徳島大尉（高倉氏）に比べ、部隊をほぼ全滅させた神田大尉（北大路氏）を無能呼ばわりしているが、この映画や史料･書物を読んでいったい何処に問題があったのか皆さんが感じて頂きたい。 八甲田山雪中行軍について
２/２６ （平成元年）	五社英雄 三浦友和 萩原健一 竹中直人 佐野史郎 本木雅弘 丹波哲郎	この作品に於いては、安藤大尉（三浦氏）を主人公にしている。 一番過激なハズの栗原中尉（佐野氏）の影が薄いのが気になるところだが、これまでの作品だと実名は使われなかったのに対し、本作品では将校・下士官も実名で出しており、それに関しては良かったと思う。 しかし１時間５０分の中で、蹶起に至る時代背景の説明が皆無に等しく、どうも事件をダイジェスト版化してる様に感じてならない。 ２２６ビギナーは、この映画を観る前に、資料或いは他の作品を観てからの方が判り易いと感ずる。 でないと、自決したハズの安藤大尉が何故に処刑されるのか不思議に思うからである。（現に私と妹がそうであった） しかし三浦氏演じる安藤輝三大尉は史実にも増して熱くてカッコイイです♪
ひめゆりの塔 （平成７年）	神山征二郎 沢口靖子 永島敏行 後藤久美子 中江有里 大路恵美 酒井美紀 本田博太郎 大森嘉之	『ひめゆりの塔』は、過去に３〜４度、映画化やアニメ化がされていたが、今作品は引率の仲宗根政善先生（今作の原作者）の視点で描かれている様な気がする。 当然、史実に基づき（生存者の方の証言通り）手足切断の場面、容器に溜まった尿を飲む負傷兵、爆撃で両足を失った生徒、ガスで脳症を起こした生徒、軍刀を振りかざし住民を追い払う日本兵、爆撃で被弾する仲宗根先生（永島氏）、その先生が止むを得ず南風原（はえばる）に置き去りにして来た生徒（後藤久美子嬢）との再会…等々。 生徒の実名は出さないものの、実話を忠実に描いている。 ラスト近くで独り海岸を歩いている生徒が空に向かい「あんま〜〜！」（方言：母の意味）と叫ぶシーンでは観る人の涙を誘う。 追記 ： 昭和２８年公開の『ひめゆりの塔』（東映・今井正監督作品）に出演された香川京子さんは、特別会員として学徒隊生存者の方々と現在でも親睦があり、同窓会にも呼ばれてるらしい。 ひめゆり学徒隊について
君を忘れない （平成７年）	渡邊孝好 唐沢寿明 木村拓哉 池内万作 袴田吉彦 反町隆史 松村邦洋 堀真樹	海軍特別攻撃隊の物語。 戦時中にも関わらず長髪野郎やデブがいたり、終戦間近の時代に「ゼロ戦だ〜！ゼロ戦に乗せてくれるんすか〜！」と云う台詞には失笑を禁じ得ない。 その反面、愛国心旺盛の少尉（反町氏）と帝大出身の少尉（袴田氏）との衝突、夜中にギンバイ（食料調達の隠語）する一飛曹（松村氏）の姿（適役！）、特攻帰還兵（木村氏）の苦悩等も描いております。 尚、ラスト近くで松村氏扮する一飛曹が、隊長（唐沢氏・大尉）に 俺達のやる事は無駄じゃないですよね？ あとでみんなに笑われたりしませんよね？ と言う台詞は、彼等（特攻隊員達）の事を忘れかけてる平和ボケした現代日本人全員への彼等の代弁に感じてならない。
さらば宇宙戦艦ヤマト -愛の戦士たち- （昭和５３年）	舛田利雄 富山敬 麻上洋子 伊武雅之 青野武 ささきいさお 納谷悟郎	宇宙戦艦ヤマトシリーズの最高傑作！ 今でこそ宮崎アニメが世界に羽ばたいたが、それ迄ず〜〜っと不動の１位を飾っており『アルマゲドン』のラストはこの『さらヤマ』のパクリではないかと感じてる紳士淑女諸君も多いハズ！ 亦、クライマックスの都市帝国戦は何度見ても熱い！ 艦長、真田さん、斉藤、コスモタイガー・・・ 最近のアニメ技法に比べれば画質等は劣ってるものの、そのメッセージ性は未だに根強いファンを確保している。 （SASUKE氏謹製MAD作品はコチラ１２MB）
銀河鉄道９９９ （昭和５４年）	りんたろう 野沢雅子 池田昌子 久松保夫 富山敬 井上真樹夫 田島礼子 肝付兼太 柴田秀勝	機械伯爵に母親を殺された少年・鉄郎が復讐の為、偶然知り合った謎の美女・メーテルと共に『機械の身体をタダでくれる星』へ旅立つ。 旅先で会う人々から機械伯爵の情報を収集し(今思うとRPGみたいだなぁ。笑)、加勢を受け乍ら遂に本懐を遂げる。 鉄郎は「人は限りある命だから思いやりや優しさがあり、精一杯生きる」という人間にとって大切な事を知り、機械化母星破壊へと目標が転換する。 鉄郎とメーテルの接吻シーンも衝撃的でしたね＾＾ 劇中最後の城達也さんのナレーションも名言です。 しかし、２年後に公開された続編が、それを見事にぶち壊しました。 その続編は、あらゆる意味で本作を抜けなかった。 （ウラ話はコチラ）
あしたのジョー （昭和５５年） あしたのジョー２ （昭和５６年）	出崎統 あおい輝彦 藤岡重慶 細川俊之 壇ふみ 岸部シロー	未だカリスマ的な人気を誇る作品。 TV放映当時に寺山修二氏が発起人となり、異例とも云えるキャラクターの葬儀をしたり、よど号ハイジャックの主犯が「我々は、あしたのジョーである」と言ったり、社会にかなりの影響を及ぼした名作。 永遠の名場面となったラストシーンは原作（高森朝雄＝梶原一騎氏）には無かった。（知りたい方はコチラ） 詳しい配役やストーリー等はコチラ
Edword SCSSORHANDS （１９９０年）	ティム・バートン ジョニー・デップ ダイアン・ウィースト	ポスターを見るとダークなイメージの印象があるが、ラブコメディ＆メルヘンファンタジー。 山の上に共に住んでた主に死なれ、試作の為に両手がハサミの侭になってしまった純粋無垢な人造人間・エドワード（ジョニー氏）。 その直後、たまたまやって来たセールスウーマンに拾われ、そのハサミ裁きで一躍町の人気者に・・・。 そして、その娘に恋をし彼女を守る物語。 是非、好いたお方と御覧頂きたい。 テーマ曲も素敵です
月光の夏 （１９９３年）	神山征二郎 若村真由美 田中実 永野典勝 渡辺美佐子 仲代達也	昭和２０年夏、２人の陸軍特攻兵が今生の別れに国民学校（小学校）のピアノを弾いて出撃していった。 時代は平成へと変り、このピアノの廃棄処分が決定した。 ２人を見送った上野先生は保存を嘆願し、無事に調律・修理が施され、現在は知覧特攻平和会館に展示されている。 事実を忠実に再現した作品で、特攻帰還兵の『地獄寮』の様子が生々しく、帰還兵の苦悩も詳細に描かれている。 ラストシーンでは観る者の涙を誘う。 ベートーベンの『月光の曲』と共に、敵艦に突入せんとする兵達の姿が何とも言えない・・・
LEON （１９９４年）	リュック・ベッソン ジャン・レノ ナタリー・ポートマン ゲイリー・オールドマン	感情を持たないはずのプロの殺し屋（ジャン氏）が、現場で偶然知り合ったみなしご少女（ナタリー嬢）をヤク中の悪徳警官（ゲイリー氏）から身体を張って護る物語。 劇中に出てくるジャン氏のお茶目な物真似（？）にも注目！ ラストに流れるスティングの歌もなんとも切ない。 LEON・・・奴は漢（おとこ）です！
TITANIC （１９９７年）	ジェームス・キャメロン レオナルド・ディカプリオ ケイト・ウィンストレッド	御存知、大ブレイク作品。 只の恋愛モノと侮る事なかれ！ 大筋はフィクションであるが、随所に実際のエピソード（甲板上の少年・船長と社長の話を聴いてしまう御婦人等）や、船内の各詳細部に至るまで忠実に再現している凝りようである。 沈没場面ではＣＧのみならずスタントマンをも起用し、その迫力は本物と思うほどの出来栄え！ 史実を知れば知る程、この映画の素晴らしさを知る事が出来る。
猟奇的な彼女 -My Sassy Girl- （２００３年）	クァク・ジェヨン チョン・ジヒョン チャ・テヒョン	“猟奇的”という単語は韓国語的には「ちょっとおかしな」「可愛いのに突拍子もない事をする」と云う意味。 気弱な学生・キョヌ（チャ・テヒョン氏）と清楚そうで猟奇的な彼女（チョン・ジヒョン嬢）とのコミカルでちょっぴり切ないラブストーリー。 主題歌・I Believeも、その切なさをかもし出してくれる。 元々は韓国のネットで公開されたキム・ホシクの同名連作小説（実話）で、それを映像化した作品。 チョン・ジヒョン演じる彼女の清楚さと暴力的な言動のギャップがこれまた笑わせてくれる。 予告編はコチラ マニヤの方にはコチラがお薦め♪（あの感動をもう一度！）